ヘルシーなおやつとして人気のアーモンドフィッシュですが、実は食べ方や選び方によっては太る原因になってしまうこともあります。
この記事では、アーモンドフィッシュ 太るというキーワードに対する答えを軸に、「太らない食べ方」や「ダイエット中でも安心な選び方」、「カロリーや糖質の違い」などを詳しく解説します。
この記事のポイントは以下のとおり。
- アーモンドフィッシュが太ると言われる理由
- 太らないための適切な食べ方と量
- 商品ごとの糖質・カロリーの違い
- ダイエット向きの選び方や手作り方法
間食を我慢せず、上手に取り入れてダイエットを続けたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
アーモンドフィッシュは食べ方次第で太る可能性あり
アーモンドフィッシュは、正しく取り入れれば太りにくく、むしろダイエット中のおやつとしても活用できる食品です。ただし、摂り方によっては体重増加につながる場合もあります。
なぜなら、アーモンドフィッシュは糖質こそ控えめですが、アーモンドに含まれる脂質が多く、全体的にカロリーが高めだからです。
例えば、市販のアーモンドフィッシュ1袋(約20g)でおよそ100kcal前後になることが多く、知らずに何袋も食べてしまえばカロリーオーバーになります。
さらに、味付けによっては砂糖や水飴などが使用されており、想像以上に糖質が高くなる商品もあります。そういった商品を選ぶと、ダイエット中にかえって逆効果になることもあるでしょう。
このように考えると、アーモンドフィッシュは「太りやすい食品」とは言えませんが、カロリーと糖質の面から注意が必要です。適量を守り、成分表示を確認しながら選べば、健康的なおやつとして上手に取り入れることができます。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン各コンビニのアーモンドフィッシュの栄養成分
7プレミアム (1袋20g) | ファミマ (1袋24g) | ローソン (1袋26g) | |
---|---|---|---|
エネルギー | 107kcal | 104g | 136kcal |
たんぱく質 | 7.2g | 10.1g | 8.9g |
脂質 | 6.7g | 4.3g | 8.9g |
炭水化物 | 4.3g | 6.5g | 6.0g |
ー糖質 | ー | 5.8g | 4.1g |
ー食物繊維 | ー | 0.7 | 1.9g |
食塩相当量 | 0.4g | 0.73g | 0.3g |
カルシウム | ー | 96.0mg | ー |
マグネシウム | ー | 62.0mg | ー |
アーモンドフィッシュが太ると言われる理由

アーモンドの半分は脂質で高カロリー
アーモンドフィッシュが太ると言われる最大の要因は、アーモンドの脂質量にあります。
アーモンドは100gあたり約50gが脂質で構成されており、カロリーは600kcal近くにもなります。見た目は小さくても、エネルギー密度が非常に高い食材です。
もちろん、アーモンドに含まれる脂質の多くは不飽和脂肪酸であり、悪い脂ではありません。体にとっては必要な脂質でもあります。ただし、どれだけ良質な脂質であっても、摂り過ぎればエネルギー過多につながってしまいます。
例えば、1袋20gのアーモンドフィッシュを2袋食べるだけで、簡単に200kcal前後を摂取してしまうことになります。これが毎日のように続けば、体脂肪として蓄積されるリスクも高くなるでしょう。
このため、ダイエット中に食べる場合は「量を意識すること」が大切です。健康的な脂質であっても、カロリーの観点からは摂取量をコントロールする必要があります。
商品によっては砂糖や水飴で糖質が高め
アーモンドフィッシュの糖質は一見少なめに思えるかもしれませんが、実際の商品によって差があります。中には、飴がけや水飴などでしっかりと甘みをつけたタイプもあり、そうした製品では糖質が一気に高くなってしまいます。
たとえば、セブンプレミアムのアーモンドフィッシュは1袋(20g)で糖質が約3.8gですが、トップバリュの同量商品は1.3gと、かなり差があります。この違いは主に、味付けに使われている調味料の量や種類によるものです。
つまり、同じ「アーモンドフィッシュ」という名前でも、成分表示を見ると糖質の含有量にばらつきがあるということです。甘さが強いタイプを選び続ければ、気づかないうちに糖質過多になる可能性もあるでしょう。
購入前にパッケージの栄養成分表示をチェックする習慣をつけることで、自分に合った商品選びができるようになります。
うますぎて食べ過ぎる
アーモンドフィッシュは、甘じょっぱい味付けとカリカリした食感が魅力で、つい手が止まらなくなるという声も少なくありません。一つひとつは小さいため、「あと少しだけ…」と食べ進めてしまいやすい食品です。
さらに、小魚とアーモンドという組み合わせはクセになる味で、おつまみや間食として人気が高い反面、無意識に食べ過ぎてしまうリスクがあります。特に袋のまま食べると、自分がどのくらい食べたのか分かりにくくなるため注意が必要です。
一度に大量に食べてしまえば、糖質は控えめでもカロリーの摂りすぎにつながります。その結果、間食のつもりが一食分に匹敵するカロリーを摂ってしまうことも。
こうした点からも、アーモンドフィッシュは美味しいからこそ「量のコントロール」が重要です。
小分けタイプを活用したり、お皿に出してから食べるなどの工夫で、食べ過ぎを防ぐことができます。
アーモンドフィッシュで太らない食べ方
1日1掴み(20g程度)を目安に
アーモンドフィッシュを間食として楽しむなら、1日の目安量は約1掴み、具体的には20g程度が適量です。これは一般的な市販品1袋分に相当し、およそ100kcal前後となります。
いくら栄養価が高くても、摂りすぎればカロリー過多になりかねません。特にアーモンドには脂質が多く含まれているため、少量でもエネルギー量は高めです。間食のつもりがメインの食事よりも高カロリーだった、ということも起こり得ます。
無理に減らす必要はありませんが、適切な量を知っておくことで、「食べすぎ」を防ぎやすくなります。体調や活動量に応じて調整しつつ、毎日の食生活に無理なく取り入れることが大切です。
小分けパックを選んで食べすぎ防止に
アーモンドフィッシュは美味しさゆえに、つい手が止まらなくなる人も多いです。そこでおすすめなのが、小分けになった商品を選ぶことです。最初から食べる量が決まっていると、無意識に手を伸ばし続けることを防げます。
袋ごと食べると、どれくらい食べたか分からなくなってしまうこともありますが、小分けタイプなら「今日はここまで」と区切りやすくなります。仕事や家事の合間など、気軽に楽しみたいときにも便利です。
また、外出時の持ち歩きにも適しているため、間食の選択肢として常備しておくと重宝します。習慣化することで、健康的な食べ方が自然と身につきやすくなります。
間食をスイーツから置き換える
アーモンドフィッシュを上手に取り入れる方法の一つが、普段食べているスイーツの代わりに置き換えることです。ケーキやチョコレートと比べて糖質が控えめなうえ、たんぱく質やミネラルが摂れるため、体にとってもプラスになります。
例えば、午後のティータイムに甘い焼き菓子を食べていた習慣を、アーモンドフィッシュに変えてみるだけで、余分な糖質を大きく減らすことができます。間食を「お楽しみ」から「栄養補給」に変える感覚です。
このような置き換えはストレスを感じにくく、無理なく続けやすいのもメリットです。どうしても甘いものが欲しいときは、フルーツや干し芋など自然な甘さの食品と組み合わせるのも良いでしょう。
夜遅くには食べないのがベター
アーモンドフィッシュを食べるタイミングも、体重管理のうえでは重要です。特に夜遅くに食べることはおすすめできません。脂質やたんぱく質は消化に時間がかかるため、睡眠中に胃腸へ負担をかけてしまう可能性があるからです。
さらに、夜はエネルギー消費が少なくなる時間帯です。そのため、摂取したカロリーが消費されず、体脂肪として蓄積されやすくなります。遅い時間の間食は、体重増加だけでなく、睡眠の質を下げてしまうリスクもあります。
もしどうしても空腹が我慢できない場合は、量を控えめにして、なるべく早い時間に食べるよう意識してみてください。就寝の2~3時間前には間食を済ませておくのが理想的です。
よく噛むことで満腹感が得られる
アーモンドフィッシュは食感がしっかりしているため、自然と噛む回数が増えるのが特徴です。よく噛んで食べることで、脳の満腹中枢が刺激され、少量でも満足感を得やすくなります。
たとえば、スナック菓子のようにサクサクと食べ進められるものと比べて、アーモンドフィッシュは1口ごとに時間がかかります。この「ゆっくり食べる」という行為が、食べ過ぎ防止に効果的です。
また、よく噛むことは消化を助けるだけでなく、食後の血糖値の上昇も穏やかにしてくれます。その結果、脂肪が蓄積されにくくなるというメリットもあります。意識的にゆっくり味わいながら食べることが、太らない食べ方のひとつといえるでしょう。
アーモンドフィッシュで太らないための選び方
味付けシンプル・砂糖控えめな商品を選ぶ
アーモンドフィッシュをダイエット中に取り入れるなら、まず注目すべきは「味付けのシンプルさ」です。
市販のアーモンドフィッシュの中には、甘みを加えるために砂糖や水飴、はちみつなどを使っている商品が多くあります。
一見ヘルシーに見えるこのおやつも、実は味付け次第で糖質が高くなってしまうことがあります。特に飴がけされたタイプや、おつまみコーナーに置かれている濃い味のものは、ダイエット向きとは言いにくいでしょう。
できるだけ「砂糖控えめ」「無添加」などの表示があるシンプルな商品を選ぶことで、余分な糖質を避けることができます。
購入の際は、パッケージの成分表示を確認するクセをつけると安心です。甘さよりも素材の旨味を楽しめるタイプを選ぶと、満足感を得ながらダイエットに取り組むことができます。
大きめな魚で満足感アップ&噛む回数増
アーモンドフィッシュの中でも、小魚のサイズには注目したいポイントがあります。一般的に、小魚が大きいものほど噛みごたえがあり、自然と満腹感を得やすくなります。
たとえば、手のひらに収まるような小さな煮干しタイプよりも、大きめの片口イワシが使われている商品を選ぶことで、1口に時間がかかり、早食いや食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
また、よく噛むことは消化にも良く、満足感が長続きするというメリットもあります。
ただし、魚が大きいと苦味を感じやすくなる場合があるため、味に敏感な方や子どもと一緒に食べる場合には、小さめの魚を選んでも問題ありません。
食べごたえと味のバランスを見て、自分に合ったタイプを見つけることが大切です。
「素焼きアーモンド+食べる小魚」を手作りもおすすめ
市販の商品に迷ったときは、自分でアーモンドフィッシュを作ってしまうのもひとつの手です。
用意するのは「素焼きアーモンド」と「食べる小魚(無添加)」の2つだけ。どちらもスーパーやネットで手軽に手に入ります。
この組み合わせであれば、味付けや糖質のコントロールがしやすく、余分な添加物や調味料を避けることができます。好みによっては、ごまを加えたり、ナッツの種類を変えるなどアレンジも可能です。
さらに、小分けにして保存しておけば、いつでも安心して食べられる間食になります。
手間はかかりますが、自分で作ることで栄養バランスを調整しやすく、ダイエット中でも心おきなく楽しめるおやつになります。特に市販品の味が濃すぎると感じる方にとっては、自然な味わいがクセになるはずです。
まとめ
アーモンドフィッシュは糖質が控えめで栄養価も高く、間食として取り入れやすい食品ですが、脂質が多くカロリーが高めなため、食べ方を誤ると太る原因になってしまいます。
特に味付けに砂糖や水飴が使われている商品は糖質量が増えやすく、注意が必要です。
食べ過ぎを防ぐには1日1掴み(約20g)を目安にし、小分けパックを活用するのが効果的です。また、間食をスイーツからアーモンドフィッシュに置き換えるだけでも、糖質制限や満腹感の面でメリットがあります。
味付けがシンプルなものを選び、夜遅くに食べないなどの工夫をすれば、太るリスクを減らしつつ、賢く間食に活用できます。
正しく選び食べれば、アーモンドフィッシュはダイエットの味方にもなるでしょう。