寒くなると飲みたくなるココア。ココアは美味しいだけでなく、栄養が豊富でダイエット効果や美肌効果も期待できる嬉しい飲み物です。そして飲み方を工夫すれば、よりその効果を高めることができます。
今回は、ココアのダイエット効果・美肌効果を高める飲み方とレシピをご紹介します。
ココアは栄養価が高い
ココアは太る、なんてイメージを持っている人もいるかもしれません。でも本当は、栄養価が高い飲み物です。
純ココア100gあたりの栄養素 | |
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エネルギー | 271kcal |
たんぱく質 | 18.5g |
脂質 | 21.6g |
糖質 | 18.5g |
食物繊維 (水溶性・不溶性) | 23.9g (5.6g・18.3g) |
ナトリウム | 16mg |
カリウム | 2800mg |
カルシウム | 140mg |
マグネシウム | 440mg |
リン | 660mg |
鉄 | 14.0mg |
亜鉛 | 7.0mg |
銅 | 3.80mg |
マンガン | -mg |
ビタミンA | -μg |
ビタミンD | 0μg |
ビタミンE | 0.3mg |
ビタミンK | 2μg |
ビタミンB1 | 0.16mg |
ビタミンB2 | 0.22mg |
ナイアシン | 2.3mg |
ビタミンB6 | 0.08mg |
ビタミンB12 | 0μg |
葉酸 | 31μg |
パントテン酸 | 0.85mg |
ビオチン | -μg |
ビタミンC | 0mg |
※糖質量は、炭水化物量から食物繊維量を差し引いた数値を表記しています。
ココアは1杯6g程度なので、16kcalで低カロリーです。そして、ビタミンやミネラルが豊富な健康にもダイエットにも良い飲み物です。
ココアの効果
ココアは、数多くの効果が期待できる飲み物です。
脂肪吸収を抑える
ココアに含まれているカカオポリフェノール(フラバノール)には、脂肪の吸収を抑制する働きがあることがわかっています。
代謝を上げる
カカオポリフェノールには、血流を促進し代謝を上げてくれる作用もあります。痩せやすい体質に変えてくれます。
アンチエイジング
カカオポリフェノール(フラバノール)には抗酸化作用があります。この効果はポリフェノールが含まれる赤ワインの2倍にもなります。そのため肌の修復や保湿力が上がるなど、美肌効果が高いです。
食欲の抑制
ココアには、食欲を抑制する効果を期待できます。
ココアに含まれているテオブロミンは幸福感を得る脳内物質ホルモン『セロトニン』を手助けする作用があります。
つまりセロトニンの働きをサポートすることで満足感を得やすくなり余分な食欲を抑制してくれるというわけです。
リラックス効果
テオブロミンの作用によってリラックス効果もあります。
冷え性防止
テオブロミンには、血管を拡張する働きがあるので、冷え性防止に役立ちます。
便秘解消
ココアには、リグニンと呼ばれる食物繊維が多く含まれています。リグニンは腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。
貧血予防
ココアには鉄が多く含まれています。貧血予防になります。
睡眠の質を上げる
ココアには、トリプトファンという必須アミノ酸が含まれています。
トリプトファンは、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンを分泌に関わっています。トリプトファンが不足すると、不眠症や睡眠障害に繋がると言われています。
虫歯予防・進行抑制
カカオ成分には、虫歯を予防する効果や虫歯の進行を抑制することがわかっています。
ココアを飲むタイミング
目的によっては、飲むタイミングを工夫するとより効果的になります。
便秘解消・冷え性 ⇒ 朝
便秘改善なら朝の空腹時が良いです。空腹時に飲むことで腸を刺激して排便を促してくれます。
また冷え性改善にも朝起きてから飲むのがオススメ。朝起きた時は体温が低い状態なので、血行を良くし体温を上げてくれるココアが良いです。
食べ過ぎ防止 ⇒ 食前・間食
食べ過ぎ防止が目的なら食前に1杯、また間食に普段食べているものの代わりにココアにしてみましょう。満腹感を得やすくなります。
脂肪蓄積を抑制 ⇒ 食後
食べたものが脂肪として蓄えられないようにしたいなら食後に飲みましょう。特に夜は脂肪が蓄えられやすい時間帯なので、夕食後にココアを飲むと良いでしょう。
ココアの飲み方の注意
1日の摂取量
ココアがダイエットや美容に良いと言われるとたくさん飲みたくなるかもしれませんが、やはり飲み過ぎはよくありません。1日に2〜3杯にしましょう。
ミルクココアより純ココア
ココアは低カロリーで栄養価の高い飲み物であると最初に述べましたが、カロリーが高くなってしまうものもあります。それは調整ココア。
ミルクココアや砂糖が含まれているものです。ココアはそのまま飲むと苦味もあり飲みにくい人もいるために、市販のココアにはミルクや砂糖が入っているものが多いです。
また、自分で作る時にもミルクや砂糖を入れたくなるかもしれませんが、カロリーを抑えるために、控えてほしいところ。どうしても入れたいなら、1日1杯程度に止めておきましょう。
美味しい・効果アップのココアレシピ
ココアの飲むなら牛乳や砂糖を入れない純ココアをオススメしました。
でも、「純ココアは飲みにくい」という人は、牛乳や砂糖以外のものを入れてみましょう。そして、せっかくならダイエット・美容効果がアップするものが良いですよね。
豆乳とココア
牛乳の代わりに豆乳を入れてみましょう。豆乳に含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをしますので、美容効果がアップします。
生姜とココア
体温を上げる生姜、そしてココアも体温を上げる効果があります。この相乗効果で代謝アップや冷え性により効果が望めます。
より効果的にするなら乾燥生姜が良いのですが、ジンジャーパウダー、おろし生姜、生姜チューブなど、お好みで入れてみましょう。
参照:クックパッド
ミントとココア
ミントの香りには、リラックス効果や食欲抑制効果があります。食欲を抑えたい、暴食しがちな人には、ミントとココアの組み合わせはぴったりです。
作り方は、ミントティーにココア粉末を混ぜるだけ。簡単に作れます。
参照:クックパッド
ココナッツオイルとココア
最近注目されているココナッツオイル。ココナッツオイルには脂肪燃焼効果、アンチエイジングなど女性には嬉しい効果が期待できるのですが、ココアと合わせて飲むのも良いでしょう。
ココナッツの香りを楽しみながらダイエット・美容効果も高めてくれる飲み物に変身します。
参照:クックパッド
そのまま飲むのも良いですが、ココナッツオイルとココアを混ぜて冷やすとチョコレートが作れます。
参照:クックパッド
好みでドライフルーツ・はちみつなどを入れても良いです。ただし、カロリーには気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?ココアは太る飲み物ではありませんでした。ダイエットに良いだけでなく、女性に多い悩みである、肌荒れ・便秘・冷え性の改善を期待できる優秀な飲み物です。
純ココアで飲むか、もしくは効果を高める食材と一緒に飲んでみてくださいね。