ダイエット方法のひとつに、1食もしくは2食を単品の食べ物と置き換える、置き換えダイエットがあります。これは、1日の総カロリーを抑える目的で考えられたダイエット方法です。
置き換えダイエット用の食品も売られていて、定番の方法ですが、1食あたりの価格は決して安いものでありません。
そこで考えられた方法でフルーチェダイエットというものがあります。デザートとして定番のフルーチェを置き換える方法ですが、一体どのような方法で、効果があるのでしょうか?
今回はフルーチェダイエットのやり方と口コミをご紹介します。
フルーチェダイエットとは?
フルーチェダイエットは、3食のうち1食をフルーチェにする置き換えダイエットです。
朝・昼・夜のどれでも良いので1食をフルーチェにするのですが、定番なのは夕食をフルーチェにする方法です。フルーチェは低カロリーなので、1食を置き換えるだけで1日の総カロリーを大幅に抑えることができます。
フルーチェのカロリーは?
フルーチェのカロリーは、乳脂肪分3.8%の牛乳を使った場合、70〜80kcal程度です。カロリー控えめで食物繊維がプラスされたフルーチェライトでは、カロリーは60kcal弱となっています。
フルーチェ<いちご>(1人分50g)とフルーチェライト<いちご&ざくろ>(一人分75g)の栄養素
フルーチェ <いちご> |
フルーチェライト <いちご&ざくろ> |
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エネルギー | 76kcal | 59kcal |
たんぱく質 | 1.8g | 2.1g |
脂質 | 2.0g | 2.0g |
糖質 | 12.7g | 10.2g |
食物繊維 | – | 2.9g |
ナトリウム | 130mg | 120mg |
カルシウム | 57mg | 57mg |
※乳脂肪分3.8%の牛乳50mlを加えた場合
フルーチェダイエットの口コミ
フルーチェダイエットは、1食をフルーチェに置き換えるだけ。美味しく簡単に痩せると評判です。
体験者でダイエット成功した人は、1ヶ月で3〜8キロ痩せているようです。早い人は1週間で3キロ、という体験者もいました。フルーチェが美味しいために、続けられているという感想も多く見られます。
通常の食事のカロリーが600kcalだった場合、フルーチェは80kcal程度なので、520kcalもの摂取カロリーを減らすことができます。これだけのカロリーを削減できれば、短期間で大きく痩せたという口コミも嘘ではないでしょう。
フルーチェダイエットの問題点
1食をフルーチェにすることでカロリーが大幅に削れるので、短期間で痩せられるでしょう。しかし、これはリバウンドする典型的なパターンです。
問題なのは、フルーチェに含まれている栄養素が乏しいということ。
フルーチェはデザートとして作られているので当然です。殆どが糖分で、牛乳を入れて多少の栄養素が補われますが、やはり栄養素は足りません。
フルーチェダイエットは、パステルゼリーのようなゼリー状の置き換え食品と比較されますが、牛乳を混ぜてゼリー状になる共通点のみで栄養素は全く違います。
カロリーのみに注目し、カロリーのみを減らしたダイエットは、一時は痩せることも可能かもしれませんが、リバウンドの可能性は非常に高いです。
また、たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなど、美容やダイエットに必要な栄養素が不足し、肌はカサカサでやつれてしまいます。
市販で売られている置き換え食品の価格は決して安くないため、安くて手軽に購入できるフルーチェを代用しようという考えた方があるようですが、オススメできません。
フルーチェをダイエットに活かす食べ方
フルーチェを食べるのであれば、まずは栄養バランスを整えるために栄養素の多い食品を足すことが必要です。果物やシリアル食品を加える方法もありますが、糖質が多くなりがちなので、夕食の置き換えには不向きです。
また、手軽で低価格で食べられるという、フルーチェダイエットのメリットも損なうので、オススメではありません。
本サイトでは、フルーチェを食事に置き換える方法はオススメしません。もしフルーチェを食べるなら、間食に食べることをオススメします。
フルーチェにナタデココ
オススメのひとつが、フルーチェにナタデココを入れること。ナタデココは、殆どが水分で低カロリー、食物繊維が多い食べ物です。また、歯ごたえもあるので、咀嚼回数も増えて満足感を得られやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?フルーチェダイエットは、1日の摂取カロリーが大幅に削れるので、短期間で痩せられる方法かもしれません。
しかし、ダイエットの基本、カロリーを抑えて栄養素をバランスよく摂取することに反していて、肌がカサカサ、やつれる、体調を壊す、リバウンドするなど、綺麗に痩せたい人にはメリットのない方法です。
通常の食事でしっかり栄養を摂取し、フルーチェは気休めのデザートとして食べましょう。