数あるお茶の中で、ダイエットや便秘解消にプーアル茶が注目されています。プーアル茶には、その効果が期待できるものですが、飲み方のコツの実行することで、よりその効果が期待できます。
今回は、プーアル茶の効果や効果的な飲み方をご紹介します。
プーアル茶とは?
プーアル茶は、緑茶を発酵・熟成させた中国茶のひとつ。主に雲南省で生産されています。
プーアル茶には、製造過程が違う生茶と熟茶の2種類があります。生茶は、自然発酵によって熟成させたもの。熟茶は、微生物発酵させたものを言います。日本で販売されているものの多くは、熟茶となります。
プーアル茶は、発酵方法や熟成期間によって、味わいが変わります。
プーアル茶の成分は?
プーアル茶には、発酵過程で発生する、重合カテキン・没食子酸(ぼっしょくさん)が含まれています。この他にも、ビタミン類や鉄分などのミネラルも含まれています。
プーアル茶で期待できる効果は?
プーアル茶には、ダイエット効果やデトックスなど多くの効果が期待できます。
脂肪吸収抑制
プーアル茶に含まれている重合カテキン。ポリフェノールの一種であるカテキンは、脂肪吸収を抑制する働きがあります。
プーアル茶の製造過程の「発酵」によって重合カテキン(または重合ポリフェノール)となり、脂肪吸収の抑制力が強くなります。
そして、発酵することによりカテキンは没食子酸(ぼっしょくさん)にも変わります。没食子酸(ぼっしょくさん)も同じく、脂肪吸収を抑制する働きがあります。
重合カテキンと没食子酸(ぼっしょくさん)の2つの働きにより、脂肪吸収を抑え体外に排出してくれます。
脂肪燃焼効果
プーアル茶には、リパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素の分泌を高めてくれます。これによって、中性脂肪を燃焼しやすいカラダに変えてくれます。
アンチエイジング
ポリフェノールの特徴の一つが抗酸化作用。プーアル茶に含まれている重合カテキン(または重合ポリフェノール)・没食子酸(ぼっしょくさん)が、老化の原因になる活性酸素の取り除いてくれます。
デトックス効果
プーアル茶には、カリウムが含まれています。カリウムは利尿作用があり、体内の老廃物の排出していくれます。
便秘解消
プーアル茶にはマグネシウムが含まれています。マグネシウムは、便秘薬にも入っている成分で、腸の中の水分を集め便を柔らかくしてくれます。
また、重合カテキンが胃腸を活発にする働きがあるため、便秘解消につながります。
プーアル茶の摂取方法は?
プーアル茶は、キレイに痩せたい人には嬉しい効能がたくさんあります。
しかし、飲むタイミングや摂取量などに気をつけないと効果が感じられなかったり、または体調を崩していしまうこともあります。
プーアル茶の効果的な飲み方をご紹介します。
食前・食中に飲む
プーアル茶は、重合カテキンと没食子酸(ぼっしょくさん)の脂肪抑制効果があるので、食事しながら飲むのが良いとされています。
空腹時にプーアル茶を飲むと胃への刺激が強くなってしまうので、気をつけましょう。
継続して飲む
プーアル茶は、即効性のあるダイエット方法ではありません。継続して飲み続けることが必要です。
運動前に飲む
脂肪燃焼効果があるので、運動前に摂取することで体脂肪を燃焼しやすくなります。
飲み過ぎない
たくさん飲めば効果が上がるわけではありません。飲み過ぎでお腹を下したり、むくみの原因にもなります。
飲む量は、1日600ml〜1000mlを目安にしましょう。また1度に大量に飲まずに、1食につき200ml(コップ1杯程度)程度にしましょう。
プーアル茶は痩せない?口コミの評価は?
プーアル茶を購入した人たちの口コミを調べてみると、「痩せた」という口コミもありますが、「痩せない」という口コミも少なくありません。
実際に痩せたと答えている人は、普段の食事に気をつけたり、運動を取り入れているようです。
これらの口コミを見ると、「飲むだけで痩せる」ということは期待しない方が良いかもしれません。
ただし、体重に大きな変化を感じていない人も、「太りにくくなった」と感じているようです。
まとめ
プーアル茶に限らず、「飲むだけで痩せる」のは難しいようです。
ダイエットの基本「食事管理」と「運動」を行うことが大事であり、プーアル茶は、「太りにくくする食事の工夫」として取り入れると良いかもしれません。