アボカドは、「世界一栄養価の高い果物」としてギネスに認定されているスーパーフルーツです。ダイエットや美容にも良いため、ファッションモデルの間でも、食べられています。
しかし、アボカドの栄養は果実だけではありません。多くの人が捨ててしまっている種には、ダイエットやアンチエイジングに良い成分がたっぷり含まれているんです。
今回は、アボカドの種の成分と効果、その摂取方法についてご紹介します。
アボカドの種の代表的な成分
アボカドの種に含まれている成分で代表的なものは、水溶性食物繊維・抗酸化物質・オイルです。
1.水溶性食物繊維
アボカドの種には、水溶性食物繊維が含まれています。その量は、自然界の中で水溶性食物繊維を一番多く含んでいると言われています。
2.抗酸化物質
アボカドの種には、全体の70%にあたる抗酸化物質が含まれています。
3.アボカドシードオイル
アボカドの果肉から抽出されるアボカドオイルが注目されていますが、アボカドの種に含まれているオイルにも、美肌や健康に良いとされる働きがあり注目されています。
アボカドの種に期待できる効果
1.ダイエット効果
アボカドの種には、水溶性食物繊維が多く含まれています。そのため、血糖値の上昇を抑制、満腹感、腸の働きを促進するなどの働きがあるため、ダイエット効果が期待できます。
2.抗酸化作用
アボカドの種には、抗酸化物質がたっぷり含まれていることがわかっています。
3.美肌効果
アボカドの種に含まれているオイル(アボカードシードオイル)には、コラーゲンを増やしたり新陳代謝を促進してくれるため、キレイな肌作りをサポートしてくれます。
3.コレステロールの低下
アボカドの種に含まれる食物繊維や抗酸化物質により、コレステロールを減らす効果が期待できます。
この他にも、以下の効果が期待できます。
- 免疫力の向上
- 胃腸の健康
- 関節痛などの炎症を抑制
- 腫瘍の増殖を抑制
【参考記事】
⇒13 Great Benefits of Eating Avocado Seeds(海外サイト)
【ポールハイダー博士公式サイト】
アボカドの種茶でダイエット
アボカドの種茶でダイエットする方法は、テレビ番組『ナイナイアンサー』で芸人のゆりやんレトリィバァさんが行い2週間でマイナス8キロ(98キロ→90キロ)のダイエットに成功したことで注目されたものです。
※番組内では、アボカドの種茶以外に、ブロッコリースプラウト、ホットオリーブオイルトマトジュース、軽い運動も取り入れています。
アボカドの種茶の効果は?
アボカドの種には、水溶性食物繊維が豊富に含まれているため、血糖値の上昇を抑制、食欲の抑制、脂肪を吸着し便として排出、快便が期待できます。
アボカドの種茶の作り方
アボカドの種茶は、とっても簡単に作れます。
- アボカドの種を1cmにカット。
- 鍋もしくはヤカンに、1リットルの水とカットしたアボカドの種を入れ、30分煮立たせる。
アボカドの種茶の飲み方
アボカドの種茶を飲む量は、1日1リットルを目安にします(1リットル以上飲んでも問題はありません)。飲むタイミングは、毎食後です。
アボカドの種茶の味は、「ごぼうの味」、「土臭い」といった口コミが多く見られ、決して美味しいものではないようです。
気になる人は、レモン汁・ハチミツ・生姜などを加えることで飲みやすくなるようです。
アボカドの種スープ
ダイエットは、継続することが重要です。アボカドの種茶も継続することが大事なのですが、その特徴的な味わいで飲み続けるのは大変と感じる人もいると思います。
そんな人にオススメなのが、アボカドの種でコンソメスープです。水の代わりにアボカドの種茶を使用して作るだけです。飲みやすくなると評判です。
アボカドの種を食べる
アボカドの種をお茶やスープにするだけでなく、食べることでもその栄養を摂取することができます。
食べ方は、アボカドの種を低温でローストし、包丁で細かく刻む、もしくはミキサーで粉末状にします。
細かくしたアボカドの種は、サラダやスムージーに加えたり、スパイスとして使用するのもおすすめです。スムージーに加える場合は、種半分程度が適量のようです。
作り方の詳細は、以下のレシピが参考になります。
クックパッドに投稿されているYukariLUNAさんのレシピです。参考にしてみてください。
また、以下の動画も参考になります。
https://www.youtube.com/watch?v=uxrk-xWdoqY
こちらの動画では、以下の様な方法で行っています。
- 120℃のオーブンで、1.5〜2時間程度ローストする。
- アボカドの種が冷まして外皮を剥く。
- アボカドの種をスライスし、ブレンダーにかける。
アボカドの種を使用する際の注意点
ダイエットや美容効果が期待できるアボカドの種ですが注意したい点があります。
それは、ペルシン。アボカドの果肉や種に含まれているペルシンは、殺菌作用を持つ成分ですが、天然ゴムアレルギーを持つ人は注意が必要です。
また、動物にとっては中毒症状を起こす原因となるので、食べさせないように気をつけてください。
まとめ
多くの人が捨ててしまっているアボカドの種。しかし、ダイエットや美容にも良い成分が含まれています。
ただし、決して美味しいと言えるものではないため、お茶にするときは、レモン汁を加えたり、スープやスムージーで利用するなど工夫したほうが良いでしょう。
アボカドの果肉にも栄養がたっぷり含まれていますが、一度試してみる価値があります。興味のある人は参考にしてみてくださいね。