牛乳の代用品として、豆乳を利用している人もいます。そして今、アーモンドミルクもその代用品として注目されています。あまり馴染みのないアーモンドミルクですが、健康や美容に良い成分が含まれている飲み物です。
今回は、アーモンドミルクの栄養と効果についてご紹介します。
アーモンドミルクとは?
アーモンドミルクは、アーモンドを砕き水を加えて、カスを取り除いたものです。最近スーパーでも見られるようになりましたが、あまり馴染みのない人も多いかもしれません。
アメリカでは、2010年にブームになり、ミランダ・カーなどのセレブに愛飲していることでも注目され、今では定番の飲み物とも言われています。
そのアメリカでは、牛乳の代用品として飲まれていて、市場規模は、豆乳よりを上回るほどです。
アーモンドミルクのカロリー・栄養成分
アーモンドミルクが人気の理由のひとつは、栄養価が高いこと。美容に嬉しい栄養成分が含まれています。
オレイン酸
アーモンドミルクの脂質の多くは、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が含まれています。オレイン酸は、酸化しにくく、悪玉コレステロールを下げる働きがあります。
食物繊維
アーモンドミルクには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が有りますが、アーモンドミルクに多く含まれているのは不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は、水に溶けず、水分を吸収し膨らみ、便のカサを増やし排便を促してくれます。
ビタミンE
アーモンドミルクには、ビタミンEが多く含まれています。
ビタミンEは、抗酸化作用を持ち、血管や肌の老化を防ぐ働きを持っています。また、毛細血管を広げる作用をもっているため、血流の促進する効果も期待できるビタミンです。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯の構成に必要なミネラルの一つです。日本人はカルシウムが不足していると言われています。アーモンドミルクでそのカルシウムを摂取することができます。
マグネシウム
マグネシウムは、カルシウムと同様、骨や歯の強化に必要なミネラルです。この他、血液の循環や、300種類以上の酵素を働きを助ける補酵素の役割もあります。
筑波乳業アーモンドミルク10の栄養価
筑波乳業アーモンドミルク10栄養素(200mlあたり)
エネルギー | 124kcal |
たんぱく質 | 5.4g |
脂質 (オレイン酸) | 10.8g (7.02g) |
糖質 | 0.6g |
食物繊維 | 1.6g |
ナトリウム | 48.8mg |
カルシウム | 52.2mg |
マグネシウム | 51.0mg |
ビタミンE | 4.0mg |
コレステロール | 0mg |
アーモンドミルクで期待できる効果は?
美肌効果
アーモンドミルクに多く含まれているビタミンE。ビタミンEには、抗酸化作用があり、肌の健康をサポートしてくれます。
便秘改善
アーモンドミルクに含まれる食物繊維とオレイン酸が便秘改善に効果的。食物繊維は腸を刺激し排泄を促してくれます。
オレイン酸は、小腸で吸収されにくい性質を持つため、腸を刺激し蠕動(ぜんどう)運動を刺激、便の滑りを良くしてくれますし、便を柔らかくしてくれる働きもあります。
ダイエット効果
アーモンドミルクでダイエット効果が期待できる成分は、カルシウムとマグネシウム。
カルシウムは脂肪の吸収を抑制、マグネシウムは、脂肪を燃やす働きを持つ酵素の補酵素の働きがあり、痩せやすい体質になるサポートになります。
また、牛乳に比べて低糖質のため、太る原因になる糖質の摂取を抑え、ダイエット効果が期待できます。
栄養なだけではない!アーモンドミルクのメリット
アーモンドミルクが人気なのは、栄養価が高いだけではありません。
栄養が吸収されやすい
アーモンドをそのまま食べた場合、よく噛まないとせっかくの栄養も吸収されにくくなります。これに対しアーモンドミルクは、すりつぶして作られているため吸収率は高くなります。
乳糖が含まれていない
乳製品に含まれている乳糖は、人によってはお腹を下しやすくなることがあります(乳糖不耐症)。
アーモンドミルクは乳製品ではないので、乳糖が含まれていません。牛乳でお腹の調子が悪くなる人は、代用品として良いでしょう。
栄養価の高いアーモンドミルクの選び方
アーモンドミルクは、栄養価の高い飲み物ですが、製品によってその栄養価も様々です。より栄養価の高いものを選ぶなら、以下の2点に気をつけましょう。
砂糖不使用のもの
アーモンドミルクには、甘味料を多く使用しているものがあります。甘味料を使用することで飲みやすくなっていますが、カロリーは高めとなってしまいます。
砂糖の摂り過ぎは、肥満の原因になりますので注意しましょう。
アーモンドを多く使用しているもの
市販のアーモンドミルクを購入する場合、アーモンドの使用量にも注目することが大事です。
市販のアーモンドミルクに使用されているアーモンドの量は、全体の3%前後と言われています。
例えば、200mlのアーモンドミルクであれば6g。6gは、アーモンド5〜6粒程度になります。アーモンドの栄養をしっかり摂取すると考えた場合、決して多くはありません。
本サイトでおすすめするのが、筑波乳業のアーモンドミルクです。
筑波乳業のアーモンドミルクは、アーモンド10%配合の『アーモンドミルク10』、アーモンド12%配合の『アーモンドミルク12』があります。また、砂糖不使用で低糖質です。
そのため、コップ1杯でアーモンドミルクの栄養素をしっかり摂取することができます。
詳しくは、筑波乳業の公式サイトを参考にしてみてください。
まとめ
アーモンドミルクは、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で健康や美容にぴったりの飲み物です。
ただし、購入するときは、その原材料にも注目し、アーモンドの栄養をしっかり摂取したい場合は、アーモンドの使用料にも注意してみましょう。
アーモンドについては、以下の記事でもご紹介しています。あわせて読んでみてください。