アーモンドがダイエットや美肌作りに良い食べ物です。
しかし、アーモンドは食べるだけではありません。アーモンドオイルとして、食用だけでなく肌や髪のケアとしても優秀なオイルです。
今回は、アーモンドオイルの効能やその使用方法についてご紹介します。
アーモンドオイルとは?
アーモンドオイルとは、アーモンドの種から抽出した植物性の油です。
アーモンドオイルは、食用だけでなく、マッサージオイルやスキンケアオイルとしても利用されています。
アーモンドには、スイートアーモンドとビターアーモンドの2種類がありますが、ビターアーモンドには青酸化合物が含まれていることから、食用やスキンケアにはスイートアモンドが使用されています。
またアーモンドオイルは、低刺激で浸透性の強いオイルです。
アーモンドオイルの栄養成分
ビタミンE
抗酸化作用の働きを持つビタミンE。私たちのカラダは、体内で発生する活性酸素が増えることで老化につながります。ビタミンEは糖化の原因になる活性酸素を取り除く働きを持っています。
アーモンドオイルには、ビタミンEが多く含まれています。
必須脂肪酸
アーモンドオイルの必須脂肪酸であるオレイン酸やリノール酸が多く含まれています。老化防止や美肌作りに役立ちます。
その他の栄養素
この他にもビタミンB2 ・カルシウム・鉄分・マグネシウムなど、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
アーモンドオイルの効能は?
美肌効果
アーモンドオイルは、以下の3つにより美肌作りに役立つ優秀なスキンケアオイルです。
エモリエント効果
アーモンドオイルには、エモリエント効果があり、肌のハリ・潤いを保つ働きがあります。化粧品や医薬品にも使われています。
肌の炎症を鎮静
アーモンドオイルには、肌荒れ・吹き出物・日焼けによる肌の炎症など、多くの肌トラブルに効果があります。
メラニン抑制で美白
しみ・くすみの原因となるメラニン。アーモンドオイルには、メラニンの生成を抑制する効果があります。
日本アロマ環境協会
スイートアーモンドオイルを4週間継続して肌に塗布すると、メラニン量の減少が認められ、その作用は4週間で使用をやめた後も2週間後まで継続することがわかりました。並行して行われた実験で、スイートアーモンドオイルが、メラニン生成を促す酵素(チロシナーゼ)の働きを阻害する作用があることも確認されました。
日本アロマ環境協会
髪や頭皮のケア
アーモンドオイルは、髪や頭皮のケアにも良いオイルです。
アーモンドオイルをトリートメントとして髪につけることで、パサさきを防ぎツヤのある髪に仕上がります。
また、頭皮のケアはキレイで元気な髪を作るために大事なものです。アーモンドオイルで頭皮マッサージを行えば、頭皮をやわらくして血行促進、また乾燥から守ります。
アンチエイジング
アーモンドオイルに含まれているビタミンEは、抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果を期待できます。
睡眠障害改善と精神安定効果
アーモンドオイルに含まれているトリプトファンが、不眠の解消や不安感の改善に役立ちます。
トリプトファンは、必須アミノ酸の一つで、体内では作り出せない成分です。
トリプトファンは、心のバランスを整える神経伝達物質セロトニンや、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの生成に必要なもの。
トリプトファンが不足すると、セロトニンやメラトニンの生成に悪影響を及ぼし、睡眠障害や精神の不安定につながってしまいます。
アーモンドオイルの用途
- 食用
- マッサージオイル
- スキンケア
- ヘアケア
- 頭皮ケア
- ネイルケア
簡単☆アーモンドオイルを使ったドリンク
アーモンドオイルを食用として使うのなら、炒め物やお菓子に使用するなど、普段使うオイルの代わりに使って見ましょう。
手軽にアーモンドオイルを摂取したいなら、『アーモンドを食べるだけでみるみる若返る!』の著者で慶應義塾大学医学部の井上浩義教授の教える、アーモンドオイルを使ったお薦めドリンクはいかがでしょう?
作り方は、水200cc・黒酢10cc・アーモンドオイル大さじ1を混ぜるだけ。とっても簡単に作れるので、試してみてください。
使用上の注意
アーモンドオイルは、様々な利用方法がありますが、髪や肌に使うものと食用とがあります。それぞれの用途に合わせて使うようにしましょう。
また、アーモンドオイルは、低刺激で乳幼児にも使えるオイルです。しかし、アレルギーを持っている人は、使用を避けてください。
まとめ
アーモンドオイルは、食用としてもスキンケア・ヘアケアなどにも使えるオイルです。オイル選びの参考にしてみてください。