恋をすると綺麗になる、可愛くなる、と聞いたことありませんか?また、恋をすることで痩せるとも言われています。
これには科学的根拠があります。恋愛をすることで、様々なホルモンが分泌され、肌の調子を良くする、食欲が抑制されるなどのダイエット効果が期待できるのです。
そこで今回は、恋をすると、可愛くなる、痩せる理由をご紹介します。
恋をすると「恋愛ホルモン」が分泌され痩せる
私たちのカラダでは、多くのホルモンが分泌され、体の働きを調整しています。その数は100種類以上とも言われています。
その中には、「恋愛ホルモン」と呼ばれるものがあります。恋をすることで、恋愛ホルモンが分泌されるため、肌の調子が改善されたり、ダイエット効果が期待できるです。そのため、「恋をすると綺麗になる」と言われているのです。
ダイエット効果が期待できる恋愛ホルモンは、以下の4つになります。
- ドーパミン…「やる気ホルモン」とも呼ばれている脳内ホルモン。
- エストロゲン…女性らしい体を作る女性ホルモン。
- オキシトシン…妊娠・出産・母乳の分泌に関係するホルモン。「幸せホルモン」とも呼ばれる。
- フェニルエチルアミン(PEA)…恋愛ホルモンの代表格で多幸感を関連する脳内ホルモン。
これら恋愛ホルモンとダイエットについて詳しくご紹介します。
ドーパミンで食欲抑制・新陳代謝促進
恋をした時の「ときめき」を感じることで、ドーパミンが分泌され性中枢が刺激されます。
視床下部にある性中枢は、性ホルモンを調整している部位です。ドーパミンが分泌されると性中枢が刺激されます。すると、性中枢の近くにある満腹中枢も刺激されます。
そのため、食欲が抑制されるのです。恋わずらいで食欲がない、というのは、このような減少が起きているためです。
また、ドーパミンが分泌されることで血流が良くなります。そのため新陳代謝が高まり、肌の調子が良くなったり、髪がきれいになる効果が期待できます。
エストロゲンで美肌・脂肪燃焼効果
女性ホルモンのひとつであるエストロゲン。恋愛時の「ときめき」によって性中枢を刺激しエストロゲンの分泌が活性化すると言われています。
エストロゲンは、女性らしいカラダを作るホルモンです。自律神経が整える、美肌効果、バストアップ効果、脂肪燃焼効果が高まるなどの働きがあります。
生理終了後から排卵前までは、体調が良い、ダイエットしやすいと言われていますが、これはエストロゲンの分泌が増える時期なためです。
オキシトシンでストレス軽減
オキシトシンは、「幸せホルモン」と呼ばれ、自律神経を整える、ストレスを軽減するなど、心の安定に関連するホルモンです。心の不安定は、ダイエットには悪影響を与えてしまいます。
また、近年マウスを使った研究では、オキシトシンによって過食を抑制する作用があることがわかり、肥満治療として期待されています。
オキシトシンは、「抱擁ホルモン」とも呼ばれています。このように呼ばれる理由は、手をつないだり、抱擁するなどスキンシップによって分泌されるためです。
好きな人とのスキンシップは、オキシトシンを分泌させ多幸感を得られストレスを軽減してくれているのです。
フェニルエチルアミン(PEA)で美肌・食欲抑制効果
フェニルエチルアミン(PEA)は、性的興奮に関連しているもので、恋愛初期の緊張によるドキドキ感や高揚感で多く分泌されます。「ときめきホルモン」「惚れ薬」とも呼ばれています。
「恋に溺れる」「恋の病」なんて言いますが、これはフェニルエチルアミン(PEA)が多く分泌されている状態なのです。
フェニルエチルアミン(PEA)が分泌されると、消化促進による便秘改善、美肌効果、食欲抑制効果、ダイエット効果が期待できます。
片思いや擬似恋愛でも痩せる?ダイエット効果は?
恋愛ホルモンを分泌には、両想いである必要はありません。片思いの恋、想像上の擬似恋愛でもエストロゲン、ドーパミン、フェニルエチルアミン分泌されることがわかっています。
幸せなドキドキ感が、恋愛ホルモンの分泌を高めてくれます。
まとめ
恋をすると綺麗になる、可愛くなるというのは、根拠があります。ドーパミン、エストロゲン、オキシトシン、フェニルエチルアミン(PEA)の恋愛ホルモンと呼ばれるものが分泌され、食欲抑制、脂肪燃焼効果、美肌効果などを高めてくれるのです。
恋をしているときこそ、綺麗に痩せるチャンスかもしれませんね。