ダイエットのために運動をしようと思っているけど、運動は苦手・・・。それならスロージョギングはいかがですか?
ウォーキングは運動が苦手な人、運動初心者でも始められる有酸素運動ですが、ウォーキングよりもダイエット効果を上げたい!という人には、スロージョギングがオススメです。
今回は、スロージョギングがダイエットに有効な理由と走り方をご紹介します。
スロージョギングのダイエット効果は?
カロリー消費量が高い
スロージョギングは通常のジョギングよりもゆっくり走ります。ゆっくり走るのだから消費カロリーは低いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、ウォーキングに比べると1.6倍の消費カロリーになります。
疲れにくい有酸素運動
ジョギングが抵抗のある人の理由に、疲れるから継続できない、という声があります。
スロージョギングは、通常のジョギングに比べて疲れにくいことが特徴にあります。その理由は、「遅筋」を使って運動するからです。
筋肉には、「速筋」と「遅筋」の2つがあります。
速筋は、筋力トレーニングや短距離走のような呼吸をほとんどしないで行う無酸素運動の時に使われる筋肉です。
これに対し遅筋は、ジョギングやエアロビクスなど比較的小さな運動量を長時間行うときに使われる筋肉です。
速筋を使うと疲労感の原因になる乳酸を作る特徴があります。スロージョギングは、速筋を使わずに遅筋のみを使った方法なので、疲労を感じにくい有酸素運動になります。
美肌効果・アンチエイジング
遅筋を使った運動を継続的に行うと、毛細血管が増えていきます。毛細血管が増えることで、血流がよくなり基礎代謝が上がるので、美肌効果やアンチエイジング効果が期待できます。
この他、スタミナアップ、脳の活性化などの効果もあります。
スロージョギングのやり方
スロージョギングの走り方
スロージョギングの効果を生むための走り方があります。
1.背筋を真っ直ぐ伸ばす
2.走る速度は、歩くスピードと同じくらい。しゃべりながらできる程度。
きついと感じたらスピードを出しすぎている可能性があります。その時はスピードを落とすようにしましょう。
3.歩幅は小さくする(10センチ程度)。小刻みに動かすイメージ。
歩幅を小さくすることでゆっくり楽に走れます。歩幅が大きくなると疲れやすくなります。
4.呼吸は自然に行う
5.跳ねるように走らない
6.意識的に腕を振る必要はない
ウォーキングではカロリーを消費するためにしっかり腕を振ることは良いことですが、スロージョギングの場合は自然体で良いです。
7.足の着地は、かかとではなく、足の指の付け根あたりを意識する。
つま先での着地は、かかとからの着地に比べて、膝や腰への負担が軽くなります。
走り方のイメージが湧かない場合は、動画で見るとわかりやすいです。
ゆっくり・ジョギング(ウォーキング&ジョギングメニュー) – YouTube
走るペースについて
走る時間は、まずは10分から始めましょう。慣れてきたら15分、20分、30分と時間をのばしていきましょう。
また、走る時間は連続で行う必要はありません。
20分走るなら、朝10分に夜10分と分けても構いません。連続で走っても分割で走っても消費カロリーは変わらないと言われています。無理せずに継続できるペースで行いましょう。
走る頻度ですが、理想は週3回から始めてみてください。無理なら頻度を減らしても構いません。走る頻度も無理のない範囲から始めてみましょう。
スロージョギングで痩せることはできるのか
あるテレビ番組で、アナウンサーが食事を変えずに3週間スロージョギング行い、5キロほど痩せたそうです。
しかし、口コミを調べてみると、「なかなか痩せない」という声が多く、痩せた人も1ヶ月で1キロ程度のようです。
スロージョギングで痩せることができるかは、これまでの運動経験や食事、スロージョギングの頻度、継続期間によって変わるので、一概には言えません。
もし短期間で大きな結果を出したいなら、食事管理もしっかり行う必要があります。長期間で少しずつ痩せようと思うのであれば、諦めずに継続していくことで結果がついてくるでしょう。
また、体重に現れない変化もあります。体重にほとんど変化がない人も、ウエストが細くなったという感想があります。体重ばかりに目を向けていると変化が見られずモチベーションが保てなくなります。
運動は目に見えない部分でも変化しているので、まずは継続することを意識しましょう。
まとめ
いかがでしたか?運動が苦手な人にでも、無理なく走れて効果もあるスロージョギング。
ただし、スロージョギングだけでは短期間で痩せることは難しいので、食事管理を合わせて行うことで結果を出しやすい方法でしょう。
しかし、これまでに運動もせず、食事も気にせずに食べていた人が急に運動して食事管理を行うとストレスが溜まって継続できない可能性があります。まずは続けやすいことから始めていきましょう。