グレープフルーツのカロリー・栄養成分と期待できる効果!

グレープフルーツ栄養効果

グレープフルーツは、身近な果物のひとつ。中サイズのものでおよそ300g(皮・種も含む)とサイズは大きいのですが、カロリーは決して高くありません。

また、ビタミンCや複数のポリフェノールが含まれているので、女性には嬉しい果物の一つと言えます。

ただし、グレープフルーツの種類によって、含まれている成分に差があるものも。

せっかくグレープフルーツを食べるなら、その違いを理解しておいしく食べたいですよね。

そこで今回は、グレープフルーツの栄養と注目成分、そして期待できる効果をご紹介します。

目次

グレープフルーツのカロリー・栄養成分

グレープフルーツには、マーシュ種のような「白い果肉」のものと、スタールビーのような「赤い果肉」のものがあります。

そこで、厚生労働省の『日本食品基準成分表2015』を元に、「白い果肉」と「赤い果肉」のカロリーや糖質などの栄養成分をご紹介します。

栄養成分表

グレープフルーツ栄養成分表

カロリー

グレープフルーツのカロリーは、100gあたり38kcal。

一般的なサイズで可食部はおよそ210gなので、1個あたりのカロリーは79.8kcalとなります。

糖質量

グレープフルーツの糖質量(炭水化物から食物繊維を引いた数値)は、100gあたり9.0gになります。

一般的なサイズで可食部はおよそ210gなので、1個あたりの糖質量は18.9gとなります。

ビタミンC

ビタミンCは、100gあたり36mg。

一般的なサイズで可食部はおよそ210gなので、1個あたりの糖質量は75.6mgとなります。

これは、1日に必要なビタミンCの75%となります。

「赤い果肉」のほうがビタミンAが多い

『日本食品基準成分表2015』では、「白い果肉」と「赤い果肉」の栄養成分はほとんど同じになっています。

ただし、ビタミンA(βカロテン)に関しては、赤い果肉のグレープフルーツに多く含まれています。

食物繊維(ペクチン)

グレープフルーツの果肉部分には、100gあたり0.6gの食物繊維が含まれています。

果肉部分には決して多くは含まれていません。

しかし、皮・袋・白くフワフワした部分には、食物繊維の一種ペクチンが多く含まれています。



赤い果肉のグレープフルーツにはリコピン

果肉が赤いのは、ポリフェノールの一種「リコピン」が含まれているためです。

リコピンと言えば、トマトを思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?

赤い果肉のグレープフルーツにもリコピンは含まれているので、美容効果が期待できる果物と言えます。

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グレープフルーツの苦味成分「ナリンギン」

グレープフルーツの苦味がありますが、これは、ポリフェノールの一種「ナリンギン」です。

ナリンギンは、特に果皮の近くに多く含まれていて、様々な効果が期待できる成分です。

香り成分「リモネン」「ヌーカトン」

グレープフルーツには、香り成分も様々な効果が期待できます。

その代表的なのが、リモネンとヌーカトン。

これら香り成分は、ダイエット効果やリラックス効果が期待できるとして注目されています。

グレープフルーツに期待できる効果は?

食欲抑制

グレープフルーツは水分量が多く満足感を得やすい果物。

さらに苦味成分ナリンギンには、食欲抑制作用があることが確認されています。

そのためダイエット中の人向きの果物と言えます。

脂肪燃焼効果

香り成分のヌーカトンとリモネンには、脂肪燃焼効果を高める働きがあることがわかっています。

これは、香り成分が交感神経を刺激し、脂肪燃焼の働きを持つ体内のたんぱく質を活性化させるためと考えられてます。

美肌

ビタミンC、ナリンギンは、抗酸化作用を持つ成分です。

ビタミンCは、シミの原因となるメラニンから防ぐ、コラーゲン生成のサポート。

また、赤い果肉のグレープフルーツにはリコピンが含まれています。

リコピンには、日焼け予防、メラニン生成の抑制、コラーゲン生成を促進することが確認できている成分です。

便秘改善

白くフワフワした部分や袋の部分にはペクチンが含まれています。

このペクチンは食物繊維なので、整腸作用があり便秘改善のサポートになります。

疲労回復・筋肉痛防止

グレープフルーツをはじめ柑橘系に含まれている酸味成分クエン酸は、疲労や筋肉痛の原因となる乳酸の増加を抑制してくれます。

睡眠の質・ストレス対策

苦味成分ナリンギンや香り成分リモネンにはリラックス作用があります。

リモネンが含まれている柑橘系のアロマは、このリラックス効果を狙ったものです。

また、ストレスを感じるとアドレナリンが分泌されて、ストレスから守ろうとします。

このアドレナリンを生成するために必要なのがビタミンC。

そのため、ビタミンCをしっかり摂取することでストレス対策にもなります。

花粉症の軽減

苦味成分ナリンギンには、抗アレルギー作用があるため、花粉症の軽減が期待できます。

グレープフルーツを食べる時の注意!

グレープフルーツには、様々な成分が含まれているため、今日から積極的に食べたくなりますよね。

ただし、注意しなくてはいけない点があります。それは、ナリンギンが薬の働きを阻害してしまう可能性があります。

現在、薬を服用している人は、かかりつけの医師に相談してください。

まとめ

グレープフルーツは、ダイエット・美容効果が期待できる成分が含まれている果物です。

目的に合わせて食べてみてくださいね。

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