ダイエットしても下半身だけがなかなか痩せない、下半身太り。悩んでいる女性は多いです。下半身太りになってしまう、下半身が痩せないのは、様々な原因があります。
今回は、下半身太りの原因をご紹介します。
塩分が多い食事
塩分の摂りすぎは、下半身太りの原因になります。
塩分を摂りすぎると、血液中の塩分濃度が高まります。塩分濃度を薄くしようと水分を摂溜め込みます。これが、むくみの原因です。
下半身太りになってしまうのは、重力によって水分が下半身に溜まってしまうためです。
塩辛いものや漬物、インスタント食品・加工食品をよく食べる習慣がある人は、塩分を摂りすぎている可能性があります。
また意外にも、パスタなどの麺類やパンからも塩分を摂取しています。無意識に摂取してしまっている人もいるのではないでしょうか。
お菓子の食べ過ぎ
食事だけでなく、間食で食べているスナック菓子にも塩分が多く含まれています。また、お菓子に多く含まれている白砂糖も下半身太りになってしまう原因になります。
砂糖には、体内の水分を吸収する作用があります。そのため、砂糖を摂りすぎると血液の流れが悪くなり代謝が低下。また老廃物を排出できず溜め込んでしまうのです。
ノンカロリー飲料
ダイエットのために飲んでいるノンカロリー・ゼロカロリー飲料。これらに使用されている人工甘味料もむくみの原因となり、下半身太りにつながってしまいます。
人工甘味料は、消化分解されるときに消化酵素を大量に使用すると言われています。そのため、体に負担が大きく代謝が低下してしまうのです。
添加物の摂取
市販のお菓子、インスタント食品、加工食品には添加物が含まれています。添加物を多く摂取すると、内臓機能が低下し代謝が悪くなってしまいます。
水分不足
水分不足も下半身太りの原因になってしまいます。
「むくまないように、水分は少なめ。」というのは逆効果なんです。水分不足は、血行が悪化、老廃物を溜め込んでしまいます。また、便秘にもなりやすくなるので代謝低下を招きます。
塩分の摂りすぎと水分の摂取では、むくんでしまいます。しかし、塩分控えめの食生活に正し、水分をしっかり摂取することで、老廃物の排出・血行促進・代謝もアップします。
セルライト
セルライトは、脂肪細胞に脂肪・水分・老廃物を溜め込み肥大化し、コラーゲン繊維と癒着し固まってしまった状態のものを言います。
セルライトは太ももやお尻につきやすいために、下半身太りになってしまいます。
前述のような塩分・砂糖の摂りすぎや偏食による代謝低下、ホルモンバランスや自律神経の乱れることなどによりできてしまいます。
冷え
冷えは、栄養不足・偏食・血行不良・むくみなどで起こります。
特にむくみによる冷えは、下半身太りを更に加速させます。むくみで下半身に水分が溜まった状態になると、足元が冷えます。下半身が冷えていると、冷えないように脂肪をつけるように作用します。
「余分な水分の溜め込み」と「脂肪」による下半身太りを招いてしまいます。
骨盤のゆがみ
骨盤がゆがむ、これは「骨盤が正しい位置にない」「骨盤がずれている」状態を指します。
骨盤がゆがむと、お尻が大きく下っ腹が出ている体型になってしまいます。また骨盤がゆがんでいる状態が続くと、血行不良・便秘・下痢・生理不順などの体調にも影響を及ぼします。
骨盤がゆがんでしまう原因は、猫背など姿勢が悪い、片足に体重をかけて立つ、骨盤底筋郡・内転筋群の筋肉の低下などがあります。
内転筋とは、内ももにある内転筋群(恥骨筋・小内転筋・短内転筋・大内転筋・長内転筋・薄筋)を指します。
内転筋は骨盤を固定する役割があります。内転筋の筋力が弱ってくると、骨盤のゆがみにつながり下半身太りになってしまいます。
ホルモンバランス
下半身が太ってしまう原因に、ホルモンバランスの乱れがあります。ホルモンバランスと関係するのが子宮です。
子宮は冷やしてはいけない場所。「子宮を冷やさないために下半身に脂肪がつきやすい。」いう話もあるくらいです。
子宮まわりが冷えると血流が滞り子宮の働きが弱まるため、女性ホルモンの分泌が悪くなりバランスを崩してしまいます。
ホルモンバランスを整えるために、子宮を温めてあげること、またホルモンの材料となるコレステロールを含む動物たんぱく質を摂取することが良いとされています。
まとめ
下半身だけが痩せない、下半身太りの原因は、様々なものが関係しています。
ダイエットのつもりで食事制限しているのに下半身が痩せない。これは必要な栄養が足りていない、また余分なものを摂取している可能性があります。また冷えを招いている原因にもなります。
食事を見直すこと、そして骨盤のゆがみを整えるためのエクササイズを取り入れてみてくださいね。