2018年6月7日放送の『ホンマでっかTV』では、運がいい人は日常の”振る舞い”によってわかると紹介されました。
脳科学者の中野信子さんは著書で、運がいい・悪いは、脳の使い方に違いがあると言います。
科学的に見ると、運がいいこと・悪いことは誰にでも平等に起きていています。
しかし、運のいい人は、”運がいいこと”をキャッチすることがうまい、そして”運が悪いこと”を防ぎ、運がいいことに変えられる人。
つまり、運がいい人は、行動、物事の捉え方、考え方が違うとしています。
『ホンマでっかTV』で紹介された質問は以下になります。
15問の質問に答えることで、あなたが運がいい人の振る舞いをしているか知ることができます。
全く当てはまらないなら”1″、
ほとんど当てはまらないなら”2″、
全く当てはまるなら”7″、
というように、書いてみましょう。
また、中野信子さん著『科学がつきとめた「運がいい人」』で紹介されている運がいい人の特徴もあわせてご紹介します。
外向性が高いと運がいい人
1.休みの日は外出することが多い
2.うっすらしか知らない人と遭遇したら話を合わせて盛り上げる
3.道に迷ったら大抵人に聞く
1〜3問は、外向性の高さテスト。
3つの合計が13以上は、外向性の高い人で運が良い人です。
<BBCとイギリスの心理学者が行った実験>
運がいいと思う人は、数字を当てるクジで当たりやすいのかどうか調べました。
その結果、運がいいと思う人と運が悪いと思う人とでは、全く差がなかったそうです。
つまり、運がいいからクジが当たるわけではない。
では、運がいい人と運が悪い人の違いを調べてみると、運がいい人は外向性が高いという結果が出ました。
●外向性が高くなる方法
運が良くなるために外向性を高めるなら、話し上手よりも聞き上手になればと言います。
聞き上手になることで、無意識で人の心や性質が向いているので、得られる情報が多くなるので、他の場面で活かすことができるようになります。
また、人の話を聞くことが上手であれば、人脈が活かすことも可能。
つまり、聞き上手になれば、情報と人脈を活かせる環境になり、チャンスも多くなるということです。
自分の話をして場を盛り上げるようなタイプの人は、自分に目が向いているため心理学的には内向性が高い人、と判断するようです。
新しいものを受け入れやすいと運がいい
4.転校生とすぐ仲良くなれる
5.雑誌の「最新家電」特集は気になる
6.異性の人と仲良くなるのが早い
4〜6問は、「新しいものを受け入れるかどうか」のテストです。
合計で13以上は、新しいものを受け入れやすく、運がいい人になります。
様々な新しいことを受け入れることで、チャンスがあるところにも目が向くため、チャンスを拾いやすいためです。
●新しいものを受け入れられるようになる方法
中野信子さんが提案するのは、予定を決めずに旅行にいくこと。
予期しないことを楽しむ・受け入れる訓練になるためです。
プレッシャーに強いと運がいい
7.飲食店で頼んでいないものが来た時、さらっと頼んでいないと言える
8.友人の結婚式のスピーチを急に振られても焦らない
9.行列のラーメン店、食べている途中に後ろに人が並んでもマイペースに美味しく食べられる
7〜9問は、プレッシャーに強いかどうかを調べたものになります。
合計で13以上の人は、プレッシャーに強く運がいい人になります。
<イギリスの実験>
道を歩いている人に、いきなり新聞を渡して、新聞に何枚の写真が載っているのか当ててもらう実験。
新聞を渡した人には、10秒間で写真の枚数を当てることができたら100ポンド(およそ15000円)あげると伝えます。
その結果、運がいいと思っている人は、運が悪いと思っている人の約3倍の成功となりました。
その理由は、新聞を開くと写真の枚数が書かれていて、運がいいと思っている人はそこに気づいていたからです。
運が悪いと思っている人は、焦ってしまって目に入らなかったようです。
●プレッシャーに強くなる方法
プレッシャーに強くなるトレーニングに良いのが、山手線ゲーム。
これは、時間制限のあるゲームで焦らない訓練ができるためです。
自己肯定感が強いと運がいい人
10.人生のリセットボタンがあっても特に幼くて良い
11.パートナーと別れるときに、円満に別れられる
12.自分の名前が好き
10〜12問は、自己肯定感をはかる質問になります。
合計で13以上の人は、自己肯定感が強いため運がいい人になります。
自己肯定感が強い人は、他人との関係の作り方がうまいため、チャンスをつかみやすいそうです。
●自己肯定感が強くなる方法
自己肯定感を強くするためには、自分の心の声に耳を傾けるのが良いそうです。
そのためにオススメしていたのが、嫌いな人をよく観察すること。
嫌いな人を観察すると、良いところが見えてきますが、その人に対して最初に感じた”嫌な感じ”を大切にすること。
嫌いのままでいたほうが良い場合があるそうです。
また、嫌いな人を観察していると、自分の嫌いなところも見えてきます。
その人に、自分の嫌いなものが反映されているためです。
これらの訓練をすることで、自分の性質をよく知ることができます。
その上で、自分を評価してあげることで自己肯定感が強くなるということです。
楽天的な人は運がいい人
13.携帯の充電が50%の時、まだあると思う
14.おみくじで大吉が出たら素直に喜べる
15.自分に対する悪口が耳に入ってもあまり気にしない
13〜15は楽天的かどうかの質問です。
13以上の人は、楽天的で運が良い人になります。
同じことが起きても、楽天的にとらえる人と悲観的にとらえる人がいます。
この時、楽天的な人はポジティブに受け取るので、予期しないことも良いことのキッカケと考えることができます。
●楽天的になる方法
楽天的になるためには、楽天的な人のそばにいること。
楽天的思考か悲観的思考かは、生まれつきの性格として決まってしまっているので、変えるのが難しいようです。
しかし、性格は変えられませんが、考え方は変えられます。
そのため、考え方を変えるには、楽観的な人のそばにいると良いようです。
運がいい人になるその他の方法
中野信子さん著『科学がつきとめた「運がいい人」』では以下の様なことが紹介されています。
自分を大切にする
自分を粗末に扱わずに大切にすることで、他人もあなたを大切に思うようになります。(心理学の『割れ窓理論』)
また、自分の良いところ・悪いところも受け入れて、自分の価値観を大切にします。
社会のルールや常識をいつも優先し、自分の価値観を後回しにばかりしないことも大切にすることが重要としています。
根拠なく「運がいい」と思い込む
「自分は運がいい。」と思い込むことが大事としています。
これには、根拠は必要ありません。
「運がいい」と思い込むだけで、行動が前向きになるためです。
また、自分に良いイメージを持つようにしましょう。
早寝早起きをする
規則正しい生活をすることで、心のバランスを整えるホルモンが十分に分泌されるようになります。
早寝早起き・運動・お風呂に入ってリラックスするなどが良いようです。
少し困難なことに立ち向かう
脳の細胞は、安心な状態にいるよりも、適度なストレスを与えたほうが活発になります。(ヤーキーズ・ドットソンの法則)
ただし、強すぎるストレスは逆効果になってしまいます。
「少し困難かもしれないけど、頑張ればできるかもしれない。」という程度のストレスを与えることで、脳が活性化されて、仕事や勉強で良い成果に繋がすかもしれません。
この他にも、脳科学者の目線で運がいい人の特徴が紹介されています。
興味ある人は、一度読んでみてくださいね。
まとめ
脳科学者の目線でみると、運がいい人は考え方や物事のとらえ方が違うようです。
今回ご紹介したことを意識することで、もしかしたらあなたも”運がいい人”になれるかもしれません。
参考にしてみてください。