同じMCTオイルでも原料が違う?!その理由と効果は?

MCTオイルは、ココナッツ由来・パーム核油由来を原料に作られた中鎖脂肪酸100%オイルです。注目されていることもあり、最近ではその種類も豊富です。

そこで気になるのが、原料の違い。ココナッツ由来もの、パーム核油由来のもの、混合のものがあります。これらに効果の違いがあるのでしょうか?

そこで今回は、同じMCTオイルでも原料によって効果に違いがあるのかご紹介します。

目次

MCTオイルの原料は?

ココナッツ(ココヤシ)の種子から抽出されて作られるココナッツオイル。パームヤシ(アブラヤシ)の種子から抽出されたパーム核油。これらの油には、中鎖脂肪酸が多く含まれています。

MCTオイルは、ココナッツやパームを原料とし、これらに含まれる中鎖脂肪酸だけを取り出したオイルです。

市場90%のMCTオイルはパーム由来

MCTオイルは、ココナッツオイルやパーム核油を原料として作られていますが、その多くはパーム核油由来のものになります。これは約90%と言われています。

パーム核油由来のMCTオイルが多いのは、パームヤシ(アブラヤシ)は生産性が高く安価で手に入るためと言われています。

そのため、MCTオイルだけでなく、インスタント食品や菓子類、化粧品、石鹸等にも使用されています。

これに対してココナッツ(ココヤシ)は、天候などに左右され供給が安定していないことや、生産地が限られていることもあり、高価なものになっていることも、パーム核油由来のMCTオイルが多い理由として挙げられます。

原料がココナッツとパームでは効果が違う?

では、ココナッツ由来のパーム由来のMCTオイルには、効果に違いはあるのか気になっている人も多いようです。

ココナッツ由来、パーム由来、またこれらが混合したもの、どちらも中鎖脂肪酸100%のMCTオイルなので、その効果は同じと考えられます。

ただし、以下の様な感想もあるようです。

これは、MCTオイルを販売している仙台勝山館のツイートです。

仙台勝山館のMCTオイルの原料は、ココナッツ由来100%です。パーム核油由来のMCTオイルも同じ中鎖脂肪酸で作られていますが、体感で違いを感じている人もいるようです。

また、同じくココナッツ由来100%のMCTオイルを販売しているレインフォレストハーブジャパンは、以下のように述べています。

どちらのオイルから抽出された中鎖脂肪酸にも大きな違いはありませんが、パーム核オイルは石鹸など産業用オイルとして利用される事が多いために、当社では食用を目的に作られたココナッツ由来の中鎖脂肪酸を選びました。

ココナッツオイル屋楽天市場店

繰り返しになりますが、その効果に違いがある科学的根拠はないようです。ただし、より質の良いこだわりで作られたMCTオイルを選びたい人は、購入前に原材料や製造方法を確認すると良いでしょう。

まとめ

MCTオイルは、パーム核油由来・ココナッツ油由来・またはその混合されたものがあります。

これらはすべて同じ中鎖脂肪酸なので、効果に差はないと考えられます。MCTオイルを購入する時の参考にしてみてくださいね。

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