りんご酢の栄養・効果と知っておきたい選び方!

お酢はカラダに良いということは聞いたことがあると思います。お酢には、その原料によって種類が分かれます。

その中でりんごを原料にして作られたりんご酢は、お酢に含まれている有機酸の効果と、りんごが持つ栄養成分も摂取できるものになります。

ただし、りんご酢を製法によっては、その効果をより期待できるものになります。

そこで今回は、りんご酢の栄養と効果、そしてりんご酢の選び方についてご紹介します。

目次

りんご酢とは?

りんご酢とは

りんご酢は、りんご果汁を発酵させたりんご酒に、酢酸菌を加えて発酵・熟成して作られたものです。

果実を原料にしているため、フルーティーな味わいで、お酢の中でも飲みやすいものとして親しまれています。

りんご酢を水で割ったりんご酢ドリンクやドレッシングや料理に加えるといったものが、一般的な使用方法になっています。

醸造酢の日本農林規格では、りんご酢の定義を”果実酢のうち、りんごの搾汁の使用量が果実酢1Lにつき300g以上のものをいう。”としています。

リンゴ酢の栄養

りんご酢栄養

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りんご酢100gあたり栄養成分
エネルギー 26kcal
たんぱく質 0.1g
脂質 0g
糖質 2.4g
食物繊維 0g
ナトリウム 18mg
カリウム 59mg
カルシウム 4mg
マグネシウム 4mg
リン 6mg
0.2mg
亜鉛 0.1mg
ビタミンB2 0.01mg
ナイアシン 0.1mg
ビタミンB6 0.01mg
ビタミンB12 0.3mg

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出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

カリウムが多く含まれている

りんご酢には、ミネラルとビタミンB群が、含まれています。

その中でもカリウムは、100gあたり59㎎含まれています。この含有量は、食酢の中でも比較的多く含まれていることが特徴です。

りんごペクチン

りんごには、ペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維の一種が含まれています。りんごを原料にしたりんご酢にもペクチンが含まれています。

有機酸

また、注目したいのが有機酸です。りんご酢には、酢酸・リンゴ酸・クエン酸など多くの有機酸が含まれていて、これらによって様々な効果が期待できます。

アミノ酸は少ない

りんご酢などの果実酢は、アミノ酸が少なくなっています。そのため、アミノ酸による効果は期待できませんが、原料となる果物の栄養素の摂取ができます。

リンゴ酢で期待できる効果

りんご酢効果

ダイエット効果

りんご酢などの酢には、酢酸やクエン酸が含まれています。

酢酸には、脂肪合成の抑制、脂肪分解を促進、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる働きがあるため、これらによってダイエット効果が期待できます。

また、クエン酸には、代謝を高める働きがあるため、同じくダイエット効果が期待できる有機酸のひとつです。

りんご酢には、むくみ改善に効果的なカリウムが含まれています。むくみ改善により、体内の余分な水分を排出し代謝を高める効果も期待できます。

整腸作用による便秘改善

りんご酢に含まれている有機酸は、代謝を高め腸の働きを活発にしてくれます。

また、りんごに含まれているペクチンは水溶性食物繊維の一種で、便秘改善が期待できます。

疲労回復効果

酢酸やクエン酸は、疲れを感じる原因である乳酸を分解・抑制するため、疲労回復や疲労を溜めにくくするサポートをしてくれます。

美肌効果

クエン酸などによって代謝が上がることで肌の調子を整えることにもつながります。

また、お酢には、ビタミンCの吸収を高める働きがあるため、ビタミンCが含まれている食品と一緒に摂取することで美肌効果が期待できます。

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リンゴ酢の飲み方と注意点

1日の量は15~30ccを薄めて飲む

1日の摂取量は15~30ccが適量と言われています。

りんご酢などのお酢は、血行促進し代謝を高めるとされていますが、摂りすぎてしまうと体を冷やしてしまうため、逆効果になってしまいます。

また、胃腸を痛める恐れもあるので、薄めて飲むことも必要になります。

食事中や食後に摂取する

お酢は空腹時に摂取すると胃腸を刺激し痛めてしまう恐れがあります。食事中や食後に摂取するようにしましょう。

寝る前の摂取は歯に悪影響

りんご酢をはじめ、お湯で割ったホット酢ドリンクを寝る前に飲むことで、ダイエット効果が期待できると言われています。これは、お酢の血行促進効果とカラダを温める効果が期待できるためです。

ただし、寝る前に飲むときは注意が必要です。お酢の酸の影響で、歯を痛めてしまう(酸蝕歯)の恐れがあります。

りんご酢を飲む場合は、しっかり薄めて飲むことや飲んだ直後に歯を磨かないなど注意が必要です。

製造方法で違う?りんご酢の選び方

りんご酢選び方

りんご酢は、スーパーでも購入できます。しかし、同じりんご酢でもその製法に違いがあり、栄養成分にも違いがあるようです。

「りんご酢選びにこだわりたい。」という人は、製造方法にも注目して選んでみましょう。

果汁または丸ごと破砕

りんご酢の原料は同じりんごでも、りんご果汁を使用したもの、またはりんごを丸ごと破砕して使用したものがあります。

りんごを丸ごと使用したりんご酢には、りんごの栄養成分が多く含まれています。

アルコール添加かアルコール発酵

  1. りんごの絞汁→酵母でアルコール発酵→酢酸発酵
  2. りんごの絞汁→アルコールを添加→酢酸発酵

アルコールを添加して作られるりんご酢は、製造期間が短くなるためこの製法で作られた製品が多いと言われています。

しかし、アルコールを添加したものではなく、アルコール発酵したものを選ぶと良いでしょう。

濾過していないもの

お酢の多くは、濾過しています。しかし、濾過することでりんごの栄養成分も失ってしまいます。

りんご酢でりんごの栄養をしっかり摂取したい場合は、無濾過のものを選ぶと良いでしょう。

おすすめのリンゴ酢は、こちらの記事を参考にしてみてください。

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まとめ

りんご酢は、お酢の有機酸とりんごの栄養を含んだ発酵食品です。

りんごを原料にしているため、フルーティーな味わいで飲みやすくなっているのも特徴です。手軽に始めるなら、スーパーなど市販で購入できるものから始めてみましょう。

りんごの栄養を十分に摂取したい場合は、製法にこだわったりんご酢を選んでみましょう。

りんごについては、以下の記事でもご紹介しています。

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