バナナを食べてダイエット、というと朝バナナダイエットを思い出す人も多いのではないでしょうか。最近では、バナナを温めて食べるホットバナナがダイエットや便秘改善に効果的と注目されています。
ホットバナナを推奨しているのは、便秘外来があることでも知られている松生クリニックの松生恒夫医師です。
腸の専門医である松生医師は、ホットバナナにいくつかの食材を組み合わせることで、さらにその効果を高められるとしています。
そこで今回は、ホットバナナの作り方と、効果アップのレシピをご紹介します。
ホットバナナで便秘改善・ダイエット効果も!
便秘改善
便秘になってしまう原因は、いくつか考えられます。ひとつは、冷えによるものです。カラダが冷えることで血行が悪くなり腸の動きも鈍くなってしまいます。
もうひとつは、腸内環境の悪化です。腸内には善玉菌・悪玉菌・日和菌があり、これらのバランスが大切です。悪玉菌が優位になってしまうと、腸内環境の悪化につながり、便秘を招いてしまうのです。
ホットバナナは、冷えによって低下した腸を温めて、働きを活性化させてくれます。
また、バナナに含まれているフラクトオリゴ糖は、善玉菌であるビフィズス菌の餌になるため、腸内環境を整える働きが期待できます。
オリゴ糖は、熱に強い性質があるため、ホットバナナにしてもその効果は薄れてしまう心配はありません。
ダイエット効果
便秘になると、代謝の低下や余分な栄養まで吸収してしまい、太りやすい体質になってしまいます。ホットバナナで腸内環境を整え便秘を改善することで、ダイエット効果も期待できます。
また、バナナには、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの材料になるトリプトファンが含まれています。ダイエットに大敵なストレス。バナナを食べることでストレス軽減をサポートしてくれます。
美肌効果
バナナには、美肌づくりに必要な栄養素、ビタミンB2・B6・ナイアシンが含まれています。
糖度20%アップ
バナナは加熱することで糖度が20%アップすることがわかっています。甘いものが好きな人にとっては、おいしく食べながら様々な効果が期待できます。
レンジやフライパンで簡単にできる!ホットバナナの作り方
電子レンジで作る場合、30〜40秒温めるだけです。温める時は、皮をむいて、ざく切り、または1本そのままでも良いです。
フライパンで焼く場合は、1分程度。焼き目がつくくらいが目安になります。電子レンジと同じく、ざく切りでも1本そのままでも良いです。
ホットバナナの効果アップの組み合わせ
ホットバナナだけでも効果は期待できますが、ある食材と組み合わせることで更に効果アップが望めます。
オリーブオイルで抗酸化作用・便秘改善効果アップ!
ホットバナナとオリーブオイルと一緒に摂取することで、カラダを温める作用を高めることが可能になります。
また、オリーブオイルには、ビタミンEやポリフェノールが含まれているので、抗酸化作用アップも期待できます。
そして、油は便の滑りを良くして排泄サポートしてくれます。オリーブオイルは腸で消化九州されにくいオレイン酸が多く含まれているので、便秘改善の相乗効果も期待できます。
電子レンジでホットバナナを作る場合は、食べる前にかける。フライパンで作る場合は、オリーブオイルで焼くと良いです。
ヨーグルトで便秘改善効果アップ
ヨーグルトは、腸内環境を整える食べ物としてよく知られています。ホットバナナと一緒に食べることで、より効果を高めることが期待できる組み合わせです。
ヨーグルトも人肌程度(40℃)に温めることで乳酸菌が活発になり、効果が高まると言われています。ホットヨーグルト+ホットバナナの組み合わせがオススメです。
ホットヨーグルトの作り方は、以下の記事ご紹介しています。参考にしてください。
⇒ホットヨーグルトでダイエット効果と美肌&アレンジレシピ7選
ココア・シナモン・生姜で血行促進効果アップ!
ココア、シナモン、生姜には、それぞれ血行促進効果が期待できる成分が含まれています。これらとホットバナナを合わせることで、カラダを温める効果を更に高めることが可能になります。
この他にも、美容・ダイエットなどに良い成分が含まれているので、お好みで組み合わせてみましょう。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ホットバナナで便秘改善なら朝!ダイエットは夜!
ホットバナナは、便秘改善やダイエット効果も期待できる食べ方です。そこで気になるのが食べるタイミング。これは、目的によって変えると良いでしょう。
便秘改善なら朝に食べる
便秘改善のためにホットバナナを食べるなら、朝食がオススメ。
起床時は体温が低くなっているので、腸の動きも鈍くなっています。このタイミングでホットバナナを食べることで腸を温めて活性化させてくれます。
ダイエットなら夜に食べる
ダイエット目的なら夜がオススメです。これは、同じく松生恒夫医師が提唱する夜バナナダイエットをホットバナナにするものです。
夜にバナナを食べるなんて太りそう、という声が聞こえてきそうですが、夜バナナダイエットで痩せることができた体験者も多いと注目されている方法です。
松生恒夫医師が提唱する夜バナナダイエットの方法は以下の記事でご紹介しています。
ホットバナナを使ったレシピ
ホットバナナとヨーグルト・きなこ
出典:クックパッド
クックパッドに投稿されている、ぁゃたそさんさんのレシピです。整腸作用を高めるホットヨーグルトにきなこ・ハチミツを合わせています。栄養価も高まり、美容効果アップレシピです。ヨーグルトの温め過ぎは、効果が下がってしまうので注意しましょう。
⇒快調★ホットバナナヨーグルト by ぁゃたそさん|クックパッド
ホットバナナと生姜・シナモン
出典:クックパッド
クックパッドに投稿されているスタイリッシュママさんのレシピです。カラダを温める生姜・シナモンを加えたレシピです。ハチミツによる整腸作用も期待できますね。
⇒レンジで!ハニージンジャーホットバナナ♪ by スタイリッシュママさん|クックパッド
ホットバナナとココアパウダー
出典:クックパッド
クックパッドに投稿されているmaumintさんのレシピです。ココアに含まれているポリフェーノールの一種フラバノールには、血行促進・抗酸化作用があるため、相性の良い組み合わせです。
⇒甘さ控えめのホットバナナ by maumintさん|クックパッド
ホットバナナとピーナッツバター
出典:クックパッド
クックパッドに投稿されているミシャコさんのレシピです。ピタッツバターは太りそうと思っている人もいるかもしれませんが、ホットバナナ提唱している松生恒夫医師がオススメしている組み合わせのひとつです。
たんぱく質・ビタミンE・ビタミンB群・食物繊維が含まれています。また、オリーブオイルと同じオレイン酸を多く含んでいることも特徴です。無糖のピーナッツバターを少量加えるのがオススメです。
⇒ピーナッツバター入りホットバナナミルク by ミシャコさん|クックパッド
ホットバナナと豆乳
出典:レシピブログ
レシピブログに投稿されている、OLごはん料理研究家おおたわ歩美さんのレシピです。こちらのレシピには、大豆粉も使用されています。大豆には、女性には嬉しい大豆イソフラボンや、腸内環境を整えるサポートをしてくれる大豆オリゴ糖が含まれています。
⇒大豆粉入り ホットバナナ豆乳。 by おおたわ 歩美さん|レシピブログ
ホットバナナとココナッツオイル
出典:クックパッド
クックパッドに投稿されている、 ちょこ☆ちょこさんのレシピです。
ココナッツオイルには、中鎖脂肪酸であるラウリン酸が多く含まれています。ラウリン酸は、悪玉菌を減らし善玉菌を活性化させる作用が期待できるため、便秘改善にもぴったりな組み合わせ。
オリーブオイルに飽きてしまったら、気分転換にココナッツオイルというのも良いかもしれませんね。
⇒ココナッツオイルde焼きバナナ by ちょこ☆ちょこさん|クックパッド
まとめ
バナナはそのまま食べるよりも、電子レンジで温めたり、フライパンで焼くことで、腸を温めて便秘改善やダイエット効果が期待できます。
また、ココアや生姜などを加えることで、更にその効果を上げることが可能です。短時間で手軽にできるので、試してみてくださいね。
バナナについては、以下の記事でもご紹介しています。あわせて読んでみてくださいね。