「コレを食べたら太てしまうかも。」ダイエット中は食べ物のカロリーが気になってしまいますよね。
できるだけカロリーの低いものを選びたくなりますが、食べるだけでカロリーが消費される『マイナスカロリー食品』と呼ばれるものがあります。
今回は、マイナスカロリーダイエットについてご紹介します。
マイナスカロリーダイエットとは?
マイナスカロリーダイエットとは、食べ物のカロリーよりも、消化する際のカロリー消費量が高い食品(マイナスカロリー食品、またはネガティブカロリー食品)を食べるダイエット方法を指しています。
摂取したカロリーよりも消化吸収で使うカロリーが高いために、食べた分だけ痩せていくという考え方です。
マイナスカロリー食品と呼ばれる食べ物
海藻類
わかめや昆布など、低カロリーでミネラル、食物繊維が豊富な食べ物ですが、これらはマイナスカロリー食品です。
トマト
脂肪燃焼効果やリコピンの美肌効果など女性には嬉しい成分が豊富なトマト。トマトもマイナスカロリー食品で、1つで34kcal消費するすると考えられています。
アスパラガス
アスパラギン酸と呼ばれるアミノ酸が含まれていて、疲労回復を促進すると言われています。アスパラガスもマイナスカロリー食品です。
ブロッコリー
美肌効果が期待できるビタミンCが豊富で、レモンの2倍含まれています。ブロッコリーもマイナスカロリー食品で100gあたり55キロカロリー消費すると考えられています。
キャベツ
キャベツもビタミンCが豊富で、葉2枚程度で1日に必要なビタミンCが補えます。キャベツもマイナスカロリー食品です。
セロリ
食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富なセロリもマイナスカロリー食品です。100gで100kcal消費すると考えられています。
唐辛子
カプサイシンで脂肪燃焼が促進される唐辛子もマイナスカロリー食品です。
烏龍茶
ウーロン茶は、1杯飲むと40kcal消費すると考えられています。
その他の食材
以上の食べ物以外にも、ニンジン・玉ねぎ・大根・カリフラワー・キュウリ・緑豆・レタス・ニンニク・レモン・オレンジ・パイナップルなど、多くの野菜や果物がマイナスカロリー食品と考えられています。
科学的根拠のないダイエット法!?
ここまで読んで、矛盾を感じた人もいるのではないでしょうか?
マイナスカロリーダイエットの理論で考えると、これらの食品を食べるほどにカロリーが消費されていくことになります。でも、果物を食べ過ぎて太ったという経験がある人もいませんか?
マイナスカロリー食品については、科学的根拠の無い考え方です。
また、アメリカの雑誌「TIME」内で医師がマイナスカロリー食品を否定され、他の医師は、消費で使われるエネルギーは2kcal程度と発言しています。
マイナスカロリー食品と呼ばれている食べ物には、科学的根拠がないために、消化吸収による消費カロリーで痩せるとは言えないものです。
しかし、これらは栄養学的に見るとビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富であり、酵素を摂取できる食べ物のため、ダイエットや美容には必要な食べ物であることには間違いありません。
まとめ
マイナスカロリーダイエットは科学的根拠の無い方法のため、食べてカロリーを消費することは期待しないほうが良いでしょう。
ただし、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な食べ物です。消化吸収でカロリーが消費されることに期待するよりも、果物や野菜からビタミン・ミネラル・食物繊維をしっかり摂取して、基礎代謝をよくするカラダを目指しましょう。