「夕食をサラダだけにして痩せた!」
「野菜だけなら低カロリーでヘルシー!」
夜に食べたものは、体脂肪として蓄積されやすいと言われています。
そのため、夕食を野菜だけ、サラダだけにしたダイエットをしたという口コミは多く見られます。
たしかに、夕食を野菜だけにすることで痩せることは可能です。
しかし、栄養バランスが偏ってしまう可能性もありますし、精神的ストレスが大きいためリバウンドの原因にもなってしまいます。
そこで今回は、夕食をサラダだけ、野菜だけダイエットの効果と問題点についてご紹介します。
夕食野菜だけダイエットに期待できる効果
カロリーカットできる
野菜は全体的にとても低カロリーです。
これまで夕食をしっかり食べていた人なら、夕食を野菜だけにすることで大幅にカロリーカットすることが可能になります。
例)カレーライス(500kcal) →野菜サラダのみ(50kcal)
⇒450kcalのカロリーカット
ビタミン・ミネラルが含まれている
野菜は、ビタミン・ミネラルが豊富な食べ物です。
ビタミン・ミネラルは、主要栄養素であるタンパク質・脂質・糖質を効率的に機能するために必要な栄養素。
野菜を食べてビタミン・ミネラルを摂取することで、代謝が高まりエネルギーとして使用されやすくなります。
水分量・食物繊維が多く満足感
野菜には食物繊維が多く含まれています。また、野菜のおよそ70〜90%は水分でできています。
食物繊維は、胃では消化できない栄養素なので、腹持ちがよく満足感を得られます。
水分量が多いことも満足感を促す要因になります。
噛む回数が増える
野菜を食べる時は、よく噛む必要があります。
特に生野菜サラダの場合は、自然とよく噛んで食べることになります。
よく噛むと満腹中枢が刺激されるので、満腹感を得やすくなります。
夕食野菜だけダイエットの問題点
夕食を野菜だけした、生野菜サラダだけにしたダイエットで1ヶ月で3〜5キロ痩せたという口コミがあります。
口コミを見ると、夕食野菜だけにするとダイエット効果が期待できるようです。
しかし、夕食野菜だけダイエットは必須栄養素が不足し痩せにくい体質になってしまう可能があります。
たんぱく質・脂質が不足する
私たちのカラダを作っている主な栄養素は、たんぱく質・脂質です。
これらは、必須栄養素と呼ばれていて、筋肉・肌・髪・内臓・ホルモンなどを作るために欠かしてはいけない栄養素です。
逆に言えば、不足することで肌のトラブル・筋肉量の低下などのトラブルを招く原因になります。
「夕食を野菜だけにすれば、朝食・昼食を好きなものを食べても大丈夫。」
このような考えの人は、必須栄養が不足している可能性が高いです。
食欲が強くなる
たんぱく質が不足すると、食欲が抑えられずに食べすぎてしまう可能性が高くなると言われています。
カラダを冷やして代謝低下
生野菜はカラダを冷やしてしまい、代謝低下につながります。
野菜だけでも問題がありますが、生野菜だけダイエットは、特にダイエットによくありません。
精神的ストレスが高くリバウンドを招く
夕食をしっかり食べていた人が、野菜だけにすることは精神的負担が大きくストレスになります。
また、友人や恋人と一緒に食べる機会が多い夕食を野菜だけにすることもストレスが大きいですよね。
精神ストレスは、過食につながりリバウンドの原因になります。
正しい夕食野菜ダイエットのやり方
たんぱく質・脂質を含む食材と一緒に食べる
野菜だけでなく、たんぱく質・脂質を含んだ食材を加えるようにしましょう。
たんぱく質・脂質が含まれている食べ物は、以下のものになります。
- お肉類
- 魚介類
- 大豆製品(納豆・豆腐・豆乳など)
- 乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズ)
適度な脂質はカラダに必要ですが、朝・昼と脂質をしっかり摂取している場合は、脂質の少ない食材を選ぶのも良いでしょう。
- 脂質の少ないお肉(ささみ・鶏むね肉・サラダチキン)
- 白身魚(鮭・ほっけなど)
温野菜スープにする
野菜を食べるなら、生野菜よりも温野菜がベター。
カラダを温めてくれますし、満足感が得られます。
もちろん、上記で紹介した食材も使ってたんぱく質・脂質をプラスしましょう。
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まとめ
夕食野菜だけダイエットは、ダイエット効果はあります。しかし、栄養が偏ってしまいリバウンドを招く可能性があります。
野菜だけでなく、たんぱく質・脂質を含む食材を加えて、栄養バランスを整えましょう。