おからクッキーは、ダイエット中のおやつ・間食に人気のお菓子です。中には、食事の代わりにおからクッキーに置き換えている人もいます。
しかし、おからクッキーを食べても痩せない、または太ってしまったという声もあります。なぜでしょうか?
その理由は、『食べる量』と『間違えた置き換え方法』をしてしまっていることが考えられます。そこで今回は、痩せない・太ってしまった原因と解決法をご紹介します。
おからクッキーの特徴は?
おからクッキーで太ってしまう理由をご紹介する前に、まずはおからクッキーの特徴についてご紹介します。
おからクッキーは、主に以下の様な特徴があります。
- おからを使用している
- 食物繊維が多く満腹感を促す
- 還元麦芽糖などを低カロリー甘味料を使用
1.栄養価の高いおからを使用
おからは、たんぱく質・ミネラル・ビタミンB群・食物繊維が豊富、また大豆特有な大豆イソフラボンや大豆蛋白質などが摂取できる食べ物です。
クッキーにおからを使用することで、通常のクッキーに比べて栄養価が高くなり、カロリーを抑えられるという特徴があります。
2.食物繊維を多く含み満腹感を促す
おからの食物繊維だけではありません。
こんにゃくに含まれる食物繊維の一種グルコマンナンや、植物性食物繊維の一種が多く含まれるオオバコ種皮(サイリウム)を使用し、満腹感を促すように工夫されています。
3.甘味料の工夫
甘味料に砂糖を使用せず、還元麦芽糖など通常の砂糖よりも低カロリーで太りにくい甘味料を使用しているものもあります。
そのため、一般的なクッキーよりもカロリーが控えめになっています。
このように、一般的なクッキーよりも太りにくく満腹感を得やすいというメリットがあります。
おからクッキーで太った人は食べ過ぎ?
では、おからクッキーを食べても痩せない、または太ってしまった原因はどのようなことが考えられるのでしょうか?
原材料は小麦粉とマーガリン
前述のようにおからクッキーは、おからやグルコマンナン・オオバコ種皮(サイリウム)を使用しています。そのため、一般的なクッキーよりも太りにくく満腹感を促してくれます。
しかし、おからクッキーの主な原材料は、小麦粉やマーガリンです。
小麦粉は、糖質が多く含まれています。最近では、小麦粉に含まれるたんぱく質の一種グルテンが食欲増加させることで注目されています。
マーガリンは、脂質が多いことはもちろん、トランス脂肪酸を含んでいて、摂り過ぎは代謝の低下を招く恐れがあります。
(一部のおからクッキー製品では、トランス脂肪酸の低いマーガリン・オイルを使用してるものもあります。)
したがって、おからクッキーの食べ過ぎは、小麦粉やマーガリンの摂り過ぎにつながってしまうため、痩せない・太ってしまうことにつながる可能性が高くなります。
栄養不足
おからクッキーで太ってしまう原因は、食べ過ぎだけではありません。食べ方によっては、栄養不足になり太りやすくなる可能性があります。
ダイエット中の食事では、カロリーが気になりますが、それ以上に栄養バランスがとても重要です。
カラダに必要な栄養を十分に摂取することで、体内の機能が十分に働き、代謝が正常に行われます。逆に言うと、栄養不足になると代謝が低下してしまい、脂肪として余分に貯めこんでしまう原因になります。
おからクッキーを食事の置き換えに使用してしまうと、摂取カロリーを抑えることができますが、栄養不足になってしまい、痩せにくく・太りやすくなってしまいます。
おからクッキーの太らない・痩せる食べ方
食事の置き換えに食べない
おからクッキーを食事の置き換えにすることで摂取カロリーを大幅にカットできます。しかし、前述のように、必要な栄養を十分に摂取することは難しいです。
置き換えをしたい場合は、他の食事(例えば3食のうち2食)で栄養バランスを考慮したものにしましょう。
間食の置き換えに食べる
間食にお菓子を食べてしまうという人は、おからクッキーにすることで余計なカロリーを抑えることができます。
また、グルコマンナンやオオバコ種子を配合したおからクッキーなら満腹感を促してくれるので、食べ過ぎを抑えることも可能になります。
置き換えるときは、食べる量に注意しましょう。一般的なクッキーよりも太りにくいと言っても、食べ過ぎはやはり太ってしまう原因になります。間食時は200kcal程度(7〜10枚)にし、水分をしっかり摂るようにしましょう。
まとめ
おからクッキーは、お菓子が好きな人、食べるのをやめられない人にはオススメのお菓子です。しかし、食べ過ぎはやはり体重増加を招く恐れがあります。
また、おからクッキーを食事の置き換えに食べてしまうと栄養不足につながってしまうので、お薦めはできません。
カラダに必要な栄養を摂取することがダイエットの基本であり、痩せるための近道です。その中でおからクッキーをうまく取り入れましょう。
おからについては、以下の記事でもご紹介しています。